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足場の種類と特徴を徹底解説!工事別の最適な足場とは

曲部を含む現場

足場の種類と特徴を徹底解説!工事別の最適な足場とは
建設現場において、作業者の安全確保と工事の品質維持に欠かせない設備が足場です。株式会社環八では、静岡県伊豆の国市を拠点に、次世代足場・アルバトロス足場・法面足場・タラップ足場など、あらゆる種類の足場工事を手がけています。今回は、主要な足場の特徴と、工事内容に応じた最適な足場の選び方について詳しく解説いたします。
 

重要なポイント
足場の種類は大きく分けて「単管足場」「枠組足場」「くさび式足場」「次世代足場」の4つに分類されます。工事の規模・建物の形状・現場条件・安全要件によって最適な足場が異なるため、専門知識を持った業者による適切な選定が必要です。

 

主要な足場の種類と基本特徴

建設現場で使用される足場には、それぞれ独自の特徴と適用範囲があります。ここでは代表的な4つの足場タイプについて詳しく説明します。
 

単管足場の特徴

単管足場は、直径48.6mmの鉄パイプ(単管)をクランプで接続して組み立てる、最も歴史の古い足場です。

基本特徴

構成部材:単管パイプ、クランプ(直交・自在)、ベースプレート

組立方法:パイプとクランプをボルトで固定

適用高さ:原則31m以下(2階建て住宅程度)

設置期間:短期工事向き

メリット

柔軟性:複雑な形状の建物にも対応可能

狭小地対応:隣家との距離が近い場所でも設置可能

コスト:材料費が比較的安価

調整:幅や高さを任意で調整可能

デメリット

安全性:他の足場に比べて強度が劣る

作業性:組立・解体に時間がかかる

高さ制限:高層建築には不向き

安定性:長期使用には向かない

「参照:単管足場と枠組足場の違い」
 

枠組足場の特徴

枠組足場は、門型の建枠を基本とした最もオーソドックスで安定性の高い足場です。

基本特徴

構成部材:建枠、ジャッキベース、筋交、鋼製布板

組立方法:ボルト・番線での固定(騒音が少ない)

適用建物:高層建築物に最適

規格:JIS A 8951準拠の標準化された設計

メリット

安定性:最も高い強度と安全性

作業床:幅広で安定した作業スペース

高層対応:超高層建築物にも対応

組立性:標準化により組立が容易

デメリット

コスト:他の足場より材料費が高い

柔軟性:複雑な形状への対応力に限界

重量:部材が重く運搬コストがかかる

設置条件:一定のスペースが必要

「参照:枠組足場の特徴と部材」
 

くさび式足場(ビケ足場)の特徴

くさび式足場は、ハンマー1本で組立・解体が可能な、現在最も普及している足場です。

基本特徴

組立方法:くさびをハンマーで打ち込んで緊結

適用高さ:45m以下(約13-15階建て相当)

主な用途:中低層建築工事、外壁塗装

部材数:構成部材が少なくシンプル

メリット

施工性:組立・解体が迅速で簡単

運搬性:コンパクトに結束可能

汎用性:様々な建物形状に対応

コスト:人件費・運搬費の削減効果

デメリット

騒音:ハンマー打撃音が発生

壁つなぎ:単管足場と同じ間隔が必要

強度:枠組足場より劣る部分がある

スペース:一定の作業床幅が必要

「参照:くさび式足場の特徴」
 

 

次世代足場の特徴と導入メリット

従来の足場の課題を解決するために開発された次世代足場は、安全性・作業性・経済性を向上させた革新的な足場システムです。
 

次世代足場が開発された背景

次世代足場の開発背景には、作業環境の変化があります。現在の成人男性の身長は半世紀前と比べて約10cm伸びており、さらにヘルメットや安全靴の着用により、従来の足場では作業スペースが不足する問題が生じていました。

次世代足場の革新点

階高の拡大:従来より100mm高い1,800mmの作業スペース

先行手すり:標準装備による安全性向上

抜け止め機能:緊結部の安全性強化

軽量化:運搬効率の大幅改善

代表的な次世代足場

アルバトロス:アルインコ製の代表的次世代足場

ダーウィン:日建リース工業製、国内シェア1位

ファステック:安全面に特化、業界最高レベル許容荷重

IQシステム:1階あたり1,900mmの最大階高

「参照:次世代足場の特徴」
 

工事別による最適な足場の選び方

工事の種類や建物の条件によって、最適な足場は大きく異なります。適切な足場選択により、安全性の確保と工事効率の向上を実現できます。
 

外壁塗装工事における足場選択

外壁塗装工事では、作業の安全性と品質確保が最重要となります。

一般住宅(2階建て)

最適な足場:くさび式足場

選択理由:組立が迅速で外壁塗装に最適な安定性

費用相場:15~20万円程度

工期:設置・解体各1日

3階建て住宅

最適な足場:くさび式足場または次世代足場

選択理由:作業効率と安全性のバランス

費用相場:20~30万円程度

工期:設置・解体各1~2日

中規模マンション

最適な足場:次世代足場

選択理由:広い作業スペースと効率性

費用相場:㎡単価900~1,300円

工期:規模に応じて2~5日

狭小地の住宅

最適な足場:単管足場

選択理由:柔軟な設置が可能

費用相場:㎡単価600~800円

工期:設置・解体に時間要

「参照:外壁塗装の足場選択」
 

新築・改修工事における足場選択

建築工事では、工期や建物の高さ、構造の複雑さを考慮した足場選択が重要です。

低層建築(5階以下)

推奨足場:くさび式足場・次世代足場

理由:組立効率と安全性のバランス

工期:短期間での設置・解体が可能

コスト:材料費・人件費を抑制

中高層建築(6階以上)

推奨足場:枠組足場・次世代足場

理由:高い安定性と強度が必要

安全性:風荷重等への耐性が重要

作業性:長期使用に適した耐久性

複雑形状建築

推奨足場:単管足場+特殊足場

理由:自由度の高い形状対応

組合せ:部位別の最適な足場選択

技術力:専門知識を持った施工が必要

 

特殊条件下での足場選択

地形や周辺環境などの特殊条件では、専門的な足場技術が必要となります。

特殊足場の適用例
法面足場:急傾斜地でのアンカー工事や法面保護工事
タラップ足場:階段状の足場で垂直面への安全なアクセス
ブラケット足場:建物から張り出した作業床の設置
アルバトロス足場:次世代足場による効率的な中高層工事
株式会社環八では、これらの特殊足場に豊富な実績を持ち、静岡県内および神奈川県での施工に対応しています。

まとめ – 最適な足場選択で安全・効率・品質を実現

足場の種類選択は、工事の安全性・効率性・経済性に直結する重要な決定です。単管足場の柔軟性、枠組足場の安定性、くさび式足場のバランス、次世代足場の革新性など、それぞれの特徴を理解し、現場条件と工事要件に最適な足場を選択することが成功の鍵となります。
 
株式会社環八では、静岡県伊豆の国市を拠点に、あらゆる種類の足場工事に対応しています。次世代足場・アルバトロス足場・法面足場・タラップ足場など、特殊足場の豊富な実績を持ち、静岡県内から神奈川県まで広域での施工が可能です。曲面や斜面などの難工事にも対応できる技術力と、有資格者による安全第一の施工管理で、お客様の工事を成功に導きます。
 
足場工事でお困りの際は、専門知識と豊富な実績を持つ当社にお気軽にご相談ください。現場条件に最適な足場をご提案し、安全で効率的な工事をサポートいたします。
 

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〒410-2221 静岡県伊豆の国市北江間309
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